《終演しました》
日本テレマン協会第261回定期演奏会
サリエリ復権

歴史に翻弄された悲運の作曲家ーーー
“誤解された”大作曲家の実像に迫る。

サリエリ(1750~1825)はイタリア北部レニャーゴ出身。幼いころから器楽と声楽に才能を開花させ、16歳にしてウィーンへ招かれました。24歳の時に宮廷作曲家へ任ぜられ38歳で宮廷楽長に。当時の音楽家としては、まさにトップに君臨しました。

作曲家としてモーツァルトと同時代にウィーンで活躍、孤児から宮廷楽長まで上り詰め、ベートーヴェンやシューベルト、リストなど、多くの作曲家を育てた教育者でもあったサリエリ。しかし、映画「アマデウス」の影響で「モーツァルトを毒殺した二流作曲家」という不名誉な印象に。本コンサートではサリエリの名誉挽回を図るため、代表作とも言える「スペインのラ・フォリアによる26の変奏曲」をはじめ、モーツァルトとサリエリの競作によるカンタータ「オフェーリアの健康回復に寄せて」などを取り上げます。

映画「アマデウス」を彷彿とさせる空間、大阪市中央公会堂で堪能ください。





日時:
2019年7月18日(木)18:30開演

会場:
大阪市中央公会堂 3F中集会室

曲目:
モーツァルト:交響曲第25番 第1楽章
A.サリエリ:シンフォニア ニ長調「ヴェネツィア人」
ピアノ協奏曲 変ロ長調
スペインのラフォリアによる主題と26の変奏曲
A.サリエリ/W.A.モーツァルト/A.コルネッティ:
カンタータ「オフィーリアの健康回復に寄せて」

出演:
指揮:延原武春
ソプラノ:中村朋子
フォルテピアノ:高田泰治
テレマン室内オーケストラ
(クラシカル楽器)

料金:
一般 5,000円
25歳以下 1,000円

チケットぴあ:
「140653」
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=1900341

メールでのご予約:
yoyaku@cafe-telemann.com
(公演名、お名前、チケット枚数、お電話番号をご記入ください)

お問合せ:
日本テレマン協会事務局 06-6345-1046
(営業時間/平日10:00~18:00)

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
企業メセナ協議会認定活動
公益財団法人朝日新聞文化財団助成
大阪市助成公演



演奏曲目について

【ピアノ協奏曲 変ロ長調】
 1773年にウィーンで作曲。自筆譜には「チェンバロ」と記載されていますが、当時のイタリアではフォルテピアノのことも「チェンバロ」と称していたので本公演ではフォルテピアノで演奏いたします。

【シンフォニア ニ長調「ヴェネツィア人」】
 サリエリの生前最も人気を博した歌劇「焼きもち焼きの学校」序曲を元に編纂された曲。「ヴェネツィア人」は出版に際してつけられたタイトルで、サリエリ自身も「ヴェネツィア人」というニックネームで呼ばれていたそうです。

【スペインのラ・フォリアによる26の変奏曲】
サリエリがこの曲を作曲した時期は、ウィーンでは当時としては新しかったロッシーニのオペラ・ブッファがもてはやされていた頃で、以前は好調だったサリエリのオペラの上演も下火になっていました。この頃、サリエリは音楽教師として名声を博していましたが、生徒が途絶えなかったのはこの曲を作曲したお陰と言われています。バロック時代から使用されてきたシンプルな主題を、様々な手法で変奏曲に仕立ててあり、書法は古典派の枠を超えるもので、老サリエリの意欲が感じられる晩年の名作です。

【カンタータ「オフェーリアの健康回復に寄せて」】
2015年発見されたサリエリとモーツァルトによる共作のカンタータ。作詞はモーツァルトのオペラでも有名なダ・ポンテが担当しました。二人が映画で描かれているような関係ではなかったことが窺える証左となっています。二人は共にスヴィーテン男爵のサロンでの演奏会に参加していたので、毒殺疑惑の一件さえなければ、この競作は不思議なものではありませんでした。