鷲見 敏 SUMI Satoshi
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テレマン室内オーケストラ首席チェロ奏者。
バッハ「無伴奏チェロ組曲」をミントテラス(神戸)で2020年2月と2021年2月に分けて全曲演奏し、「ひと弾きで、バロックに相応しい響きの空間を形創れ、それも本能的に捉えることができているのは、素晴らしい。」(「音楽の友」誌2020年4月号)や「特に速いテンポの舞曲において、音楽の横方向への自然な流れの良さを創り出し、(中略)音楽の伸縮や、その先にある愉悦を巧みに引き出してゆく。」(「音楽の友」誌2021年4月号)と評される。2021年4月、第277回定期演奏会(大阪公演)ではベートーヴェン「三重協奏曲」の独奏を務め、「知特にチェロの深く、分厚い、何かを必死に訴えるような音色が印象的だ」(「音楽の友」誌2021年6月号)と評された。2021年10月には日本テレマン協会独奏者である高田泰治とのデュオでバッハ「ヴィオラ・ダガンバ・ソナタ」全曲をミントテラス(神戸)で好演。2022年には東京文化会館での日本テレマン協会第285回定期演奏会でバッハ「無伴奏チェロ組曲」全曲を好演。同年8月には渡独し、レマーゲンでの公開公演に出演してバッハのチェロ組曲などを好演。
京都市立芸術大学音楽学部を経て同大学大学院音楽研究科修士課程修了。これまでにチェロを向山佳絵子、上村昇、林裕、小川剛一郎の各氏に、室内楽を上森祥平氏に、バロックチェロの奏法とそのレパートリーについてD.Pöhl-Palm氏に師事。バロック音楽の語法を延原武春氏に師事。