日本テレマン協会について

  延原武春によって創設されたバロックからベートーヴェンまでを専門とする室内楽団です。「テレマン室内オーケストラ」と「テレマン室内合唱団」を有し、また「日本テレマン協会後援会」という支援団体がサポートをしています。
  設立は1963年。当時大阪音楽大学の学生だった延原武春が「バロック音楽の普及・啓蒙」と「楽しさ」をテーマに、新しい演奏会の可能性を追求すべく「テレマン・アンサンブル」を結成したのがその始まりです。「定期演奏会」のほか、聴衆とともに創るサロンコンサートである「マンスリーコンサート」、宗教音楽を教会の聖堂で奏でる「教会音楽シリーズ」などを軸とし、関西を中心に全国的な活動を展開。1977年「文化庁芸術祭優秀賞」、1986年「第17回サントリー音楽賞」を関西の団体としては初めて受賞しました。
  2008年にはベートーヴェンの交響曲全曲をクラシカル楽器にて公演。これが引き金となって延原は2009年ドイツ連邦共和国より功労勲章を受章しました。以後延原は日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団などを指揮し好評を博しました。
  2019年には創設当時からの演奏会プロデュース活動によるクラシック音楽普及に対する功績が認められ、ベストプロデュース賞を受賞しました。


音楽監督・CEO 延原武春
副代表 奥田博子
ヨーロッパ総局長 高野昭夫
鍵盤奏者 高田泰治
ソロ・コンサートマスター 浅井咲乃
首席客演コンサートマスター ウッラ・ブンディース
楽団 テレマン室内オーケストラ
合唱団 テレマン室内合唱団
エグゼクティブ・アドヴァイザー

永重史郎
和田誠一郎(弁護士)
オフィス・アドヴァイザー 奥田忠道
アドヴァイザー





辻一郎(元毎日放送取締役)
和田省一(朝日放送音楽振興会理事長)
笠谷和比古(国際日本文化研究センター名誉教授)
上山信一(慶應大学教授/大阪府市特別顧問/愛知県政策顧問)
園﨑明夫(毎日新聞大阪開発株式会社 代表取締役社長)
梅本史郎(株式会社MBSメディアホールディングス 代表取締役社長)

【目的】
当協会はバロック音楽から古典派にわたる室内楽分野の演奏活動とアカデミックな研究を通じて、音楽芸術の普及を図り、地域の文化振興に寄与することを目的としています。「社会の一員」であるオーケストラとして、以下のことを使命に活動しています。
●バロックと古典派の音楽の普及啓蒙

  18世紀の音楽、特にバッハからベートーヴェンまでを専門とし、その魅力をご紹介します。18世紀にはクラシック音楽は貴族の邸宅で演奏されていました。大大阪時代の建築である大阪市中央公会堂や大阪倶楽部は18世紀の貴族の邸宅に演奏環境が近く、日本に居ながらにしてヨーロッパのお城で演奏会を聴いているような気分を味わって頂くことが出来ます。
  特に定期演奏会大阪公演は「中之島をウィーンに!」というキャッチコピーのもと、18世紀にウィーン国立図書館で館長を務めたスヴィーテン男爵に焦点をあてた企画を実施しています。スヴィーテン男爵はハイドンやモーツァルトといった古典派の作曲家にバッハやヘンデルの作品を紹介し、バロックと古典派の間をつなぐ重要な役割を担いました。日本においてはバロックと古典派の間には大きな壁があるように捉えられていますが、この企画を通じて2つの時代が「地続き」であったことを体感して頂ければと考えています。

●同分野の研究と文化的な牽引を担うこと

  日本テレマン協会は日本でも珍しいバロックと古典派の専門団体です。通常のオーケストラで使用される「モダン楽器」の他に、バロック時代の作品には18世紀前半の仕様の「バロック楽器」を、古典派の作品には18世紀半ばの仕様の「クラシカル楽器」を使用して演奏することが出来ます。ヨーロッパではすでに作品の時代背景に応じた楽器の選択は広く行われていますが、日本ではまだまだ一般的ではありません。こういった貴重な取り組み
  また、ファッシュやサリエリ、ヴァンハルといった一般に広く知られていない作曲家の作品の「発掘と紹介」にも力を注いでいます。

●演奏活動を通じての関西の文化振興への寄与

  主催公演としては定期演奏会大阪公演「中之島をウィーンに!」シリーズやマンスリーコンサート(実施回数500回以上)を通じて中之島地区からの文化発信を目指します。また、各地の劇場や地元企業、旅行社などとの協働による公演を実施し、阪神間を中心とした関西の文化振興に寄与したいと考えています。さらに、18世紀音楽の専門団体が我が国ではまだ数少ないことを鑑み、東京でも定期演奏会を実施し、同分野の素晴らしさを発信していきます。
  また、自治体などの要請に応じて都市間交流時に演奏を実施します。(これまでの実績:第260回定期演奏会を「大阪・ハンブルグ市姉妹都市30周年記念公演」として実施するなど)

●音楽鑑賞事業や親子コンサートなどの実施による情操教育への貢献と次代の聴衆の育成

  クラシック音楽は教育の面で、豊かな情操や高い教養を提供するだけではなく、社会を生きるために必要となる、感受性、表現力、想像力、コミュニケーション能力などを身に付ける貴重な機会を提供し、従来の学校教育のカリキュラムとは異なる形で向上させることができるものです。当協会としては、「文化芸術による子供育成総合事業」や「子供のための文化芸術鑑賞・体験支援事業」への応募・参加および学校や自治体との協働による一般の音楽鑑賞教室、劇場などとの協働による親子コンサートと一般公演のセット公演などを積極的に実施しています。

●特色のある小規模公演を実施することによる地域社会への貢献

  当協会の小編成での室内楽は、マンスリーコンサートやサロンコンサートなどでは、レトロ建築やレストランなど音楽とは直接関係はありませんが、演奏会場としてふさわしい文化的な施設と演奏会を結びつけることにより独自の音楽サロンを形成しています。それにより当協会は、音楽を通じて住民同士のコミュニケーションを促し、当該文化施設との「かすがい」となることで、地域社会への貢献を目指しています。


日本テレマン協会事務局
〒530-0002  大阪市北区曽根崎新地2-1-17
TEL06-6345-1046  FAX06-6345-1045
tij@cafe-telemann.com
(平日10時~18時)
    
経理部長 奥田博子
チーフマネージャー(事務局長) 今井 良
マネージャー 中田吉美

作曲家テレマン

  ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681年3月14日~1767年6月25日)は後期バロック音楽のドイツ人作曲家。バッハ、ヘンデルも足元に及ばない高い評価を受けていた作曲家で、大変な多作家としても有名です。代表的な作品は「食卓の音楽」という曲集。延原武春はテレマンの自叙伝にあった「人が喜ぶために作曲している」という言葉に感銘を受け、彼の名をかかげたグループを結成しました。
  テレマンは大変面倒見の良い人でもあったようで、バッハの次男の名付け親でもあり、また自身がハンブルクで臨終の時を迎える際、後継者にその「次男」を指名したという逸話も残っています。またヘンデルとの親交は深く、ロンドンから様々な珍しい植物をヘンデルは彼宛に送っていたという逸話も残っています。またテレマンが「食卓の音楽」を出版する際、予約者の最初の方にヘンデルの名が入っていることも有名な話です。
  テレマンの作曲数は5000曲を超えると言われており、ギネスブックにも載っています。その作風はドイツ様式はもちろん、フランス風のもの、イタリア風のもの、ポーランドの民族音楽風のものと多岐にわたりますが、共通して言えることは趣味の良さと簡潔さです。誰もが楽しめる音楽を目指したテレマン。その作品だけではなく心意気を伝えることも、当協会の使命の一つです。