高曲伸和 Nobukazu TAKAMAGARI
同志社高等学校、大阪音楽大学を経て同大学院修了。
その後渡蘭しバリトン歌手マックス・ファン・エグモントの元で研鑽を積む。 バリトン歌手としては2014年日本テレマン協会第221回定期演奏会「C. P. E. バッハ:マタイ受難曲(関西初演)」のイエス役(於いずみホール)を務め、雑誌「音楽之友」誌上において「充実の歌唱」と評された。また2015年日本テレマン協会第228回定期演奏会「J.S.バッハ:マタイ受難曲」でもイエス役を好演。更に近年ではミュージカルにもその活動の幅を拡げ、ブロードウェイミュージカル『二都物語』(東京:新国立劇場、大阪:オリックス劇場)において主役シドニー・カートン役を演じ、高い評価を得た。 一方指揮者としてはテレマン室内オーケストラを率いて、青少年に対する教育プログラムを展開。また得意の演技力・演出力を注ぎ、チマローザの「宮廷楽士長」を指揮し、各地で好評を博している。
2015年にはスメタナ「わが祖国」(於フェスティバルホール)公演で、その音楽に込められたストーリーを、演技とともに朗読。新しい切り口の「視覚的効果」を生み出し、高い評価を得た。これをきっかけに日本テレマン協会に「演出部」が創設され、代表で作家の中野順哉や作曲家のパブロ・エスカンデらとともに、新たなクラシック音楽の表現を求め研究を続けている。
指揮と18世紀音楽の解釈を延原武春に師事。
日本テレマン協会副指揮者。日本指揮者協会会員。